駐車場でバックしながら区画に停めるために、前進からバックに変える時の一時的な停止の瞬間に、別の人が前進でそのまま割込んで区画に停てしまうことが、たまにある。
この時、割込まれた人の対応は、人により次のように色々で面白い。
- 割込まれたことに対して何のアクションも取らず、諦めて別の空いている区画を探す人。
- クラクションを鳴らして、「割込むな」とアピールする人。
- 車から降りて、割込んで駐車した相手に面と向かって文句を言う人。
私の場合は、車内で「ばぁっかやろ~。ふざけんなよ!」と声をだして怒りながら(しかし、割込んだ相手には決してその声は届かず)、別の区画を探すことが多い。せいぜい遣っても、割込もうとしているのに直ぐに気が付けば、クラクションで警告するくらいだ。
その一方で相当昔のことであるが、逆に割込んで駐車してしまったこともある。
この時、私はバックで車を駐車したにも関わらず、なぜか私より先に同じ区画に駐車しようとしていた人がいたようだ。私は全く気が付かなく、車から降りて建物の入口に入った時、おばちゃんが足早に私を追い越し、こちらを振り向き怒鳴りまくり、そのまま立ち去って行った。
突然のことなので一瞬何が起きたのか分からなかったが、立ち去った後に、割込んで駐車してしまったことに対して怒っていることが分かり(あるいは、割込んだ人を私と勘違いしたのかも?)、段々ムカついて来たことがあった。
割込まれた人からすれば、相手が故意でなくても頭に来るのも分からなくはないが、割込まれたぐらいで怒鳴りまくるのは、ヒステリックでみっともない姿をさらけ出していると思う。
その一方で、世の中には、割り込みに対して、かっこよく対処する人もいる。
次の動画のおばちゃんは、ツワモノである。怒鳴りまくるどころか、一言も発せず、クールに対処していて、お見事!
割込まれる前の印象は、バックで駐車しようとしている車の動きがぎこちないので、か弱いレディーか老人かなと。一方割込んだ人は、大きくクラクションを鳴らしながら躊躇なく駐車しているので、気の荒い男性かなと。
でも動画を見終わった後の印象は、割込んだ人が、割込まれた人も車を停めることができるようにスペースを空けているし、割込まれた人の反撃に対して何も言っていないようだし、案外気の小さな男なのかも。
割込まれたおばちゃんとの格の違いから、車から出れなくなった割込んだ人に同情すらしたくなった。