F-15(愛称:イーグル)は、米空軍などで運用されていたF4(愛称:ファントム)の後継機であり、米空軍の主力戦闘機として、マクダネルダグラス社(現在のボーイング社)が開発した。
このF-15戦闘機を、三菱重工業が中心となり航空自衛隊用にライセンス生産した戦闘機が、F-15Jである。航空自衛隊には、1981年から配備されている。1999年までにF-15J(単座型:1人乗)が165機、F-15DJ(複座型:2人乗)が48機製造され、合計213機である。
現在は、千歳、小松、百里、築城及び那覇に配備されている。導入してから30年以上も経っているが、退いた機体もなく、今も日本の主力戦闘機として働いている。
次期主力戦闘機の予定であるF-35Aの開発が遅延している現状を考えると、F-15Jが日本の主力戦闘機から退くのはまだまだ先の話である。
小松基地では、昨年(2011年10月7日)に日本海上空で模擬空中戦を終えたF-15が着陸1分前に、航続距離を延ばすための燃料タンク(全長6・6メートル、直径80センチ、重さ155・6キロ)1本を落下してしまう事故が起きている。幸いタンクには燃料が入っていなかったこともあり、浄化センターの柵を破損(賠償金額は約10万円)しただけで、大事に至らなかった。
これにより、昨年は小松基地の航空祭が中止になったが、小松基地に着いて初めて航空祭が中止になったことを知った人も結構いたようだ。
今年の小松基地航空祭は、9月23日(日)に予定されているので、是非見に行きたいと思っている。